Le Mans news 2005:June

■ニュース


2005ル・マン予選2日目:ペスカロロがフロントロー独占

童夢は4位で望みつなぐ/LM2ポール・ベルモンド:クラージュがLM1本家クラージュを倒す

 16日、第73回ル・マン24時間レースが予選2日目が行われた。この日は前日と打って変わってドライコンディションとなり、ほとんどのチームが大幅タイムアップを果たした。

 ポールポジションを獲得したのははペスカロロのエースカーである16号車(ペスカロロ-ジャッド:E.コラール/J-C.ブイヨン/E.コマス)。2番手にも前日トップの17号車(ペスカロロ-ジャッド:S.ロウブ/E.エラリー/S.アヤリ)が入り、ペスカロロが参戦5年目で初のポールポジションを1-2独占で飾った。これはジャッドエンジンにとっても初。

 3位にはチャンピオン・レーシング2号車(アウディR8:F.ビエラ/E.ピッロ/A.マクニッシュ)が入った。これに続いたのはジムゲイナー・インターナショナル(童夢-無限:道上 龍/荒 聖治/金石 勝智)で、前日から2つ順位を上げた。

 5位にチームオレカ(アウディR8:F.モンタニー/J-M.グーノン/S.オルテッリ)を挟んで、6位に前日20位のクラージュ13号車(クラージュ-ジャッド:J.コシェ/中野 信治/B.ジョアニー)が上がってきた。7位には前日3位のクリエーション(DBA-ジャッド:N.ミナシアン/J.キャンベル-ウォルター/A.ウォレス)が続いている。

 いまひとつぱっとしないチャンピオン・レーシング3号車(アウディR8:JJレート/M.ベルナー/T.クリステンセン)が8位にいて、9位には終始安定した走りを見せているロールセンター18号車(ダラーラ-ジャッド:M.ショート/J.バルボサ/V.イクス)が入った。

 3-9位はほぼ一線に並んで混戦模様。しかしペスカロロ2台とは大きく離されてしまった。

 LM2クラスは、前日から印象的な速さを見せているポール・ベルモンド37号車(クラージュ-フォード:P.ベルモンド/D.アンドレ/R.サザーランド)が、なんとLM1のクラージュ12号車(クラージュ-ジャッド:D.シュワガー/A.フレイ/C.バーン)とロールセンター8号車(ダラーラ-ニッサン:R.G.ベルドン-ロー/M.クルム/H.プリマ)を喰って悠々のクラストップ。クラス2位のインタースポーツ・レーシング32号車(ローラ-AER:G.フィスケン/E.ハリディ/S.ハンコック)にも2秒の差をつけた。

 GT1クラスはアストンマーチンが本領発揮、58(アストンマーチンDBR9:T.エンゲ/P.コックス/P.ラミー)、59号車(アストンマーチンDBR9:D.ブラバム/S.サラザン/D.ターナー)の順でクラス1-2を独占した。昨年クラス優勝のコルベットは、64号車(シボレー・コルベットC6-R:O.ギャビン/O.ベレッタ/J.マグヌッセン)がクラス3位に入るが、クラストップからは4秒近い差がある。しかも63号車(シボレー・コルベットC6-R:R.フェロウズ/J.オコネル/M.パピス)はサーテック(フェラーリ550マラネロ:N.フォメンコ/A.バシリエフ/C.ブシュー)に喰われてクラス5位。早くもアストンマーチンの独走を予感させる展開。

(Team Arroe)


2005ル・マン予選1日目:雨の予選をペスカロロが制す

P2はインタースポーツ/GT1はラルブル/GT2はレイモン・ナラック

 15日、第73回ル・マン24時間レースが予選1日目が行われた。この日のセッションはほとんどがウェットコンディションであったが、終盤に路面が急速に乾き、上手くアタックできた者とそうでない者との差が開いた。

 トップタイムを記録したのは、公式テストディを席巻したペスカロロ17号車(ペスカロロ-ジャッド:S.ロウブ/E.エラリー/S.アヤリ)。しかしコースアウト繰り返しており、安定感に欠けているようだ。

 2位に続いたのはチャンピオン・レーシング2号車(アウディR8:F.ビエラ/E.ピッロ/A.マクニッシュ)。1発の速さに乏しいアウディ勢にあってこの順位は驚異的か。アウディ勢はウェットコンディションでの安定感は抜群で、4位にチームオレカ(アウディR8:F.モンタニー/J-M.グーノン/S.オルテッリ)、5位にチャンピオン・レーシング3号車(アウディR8:JJレート/M.ベルナー/T.クリステンセン)が入った。

 3位に入ったのはクリエーション(DBA-ジャッド:N.ミナシアン/J.キャンベル-ウォルター/A.ウォレス)で、セッション終了間際に飛び込んだ。

 日本期待のジムゲイナー・インターナショナル(童夢-無限:道上 龍/荒 聖治/金石 勝智)は、ウェットコンディションでは印象的な速さを見せたが、路面が乾いてくると同時に次々と逆転を許し、結果6位。

 黒澤治樹が乗るイオタ(ザイテック04S:S.ヒグネット/J.スタック/黒澤 治樹)が7位。

 LM1クラージュはウェットコンディションが弱いのか、全くタイムが伸ばせず、中野信治が乗る13号車(クラージュ-ジャッド:J.コシェ/中野 信治/B.ジョアニー)は20位、12号車(クラージュ-ジャッド:D.シュワガー/A.フレイ/C.バーン)にはトラブルが出てしまいなんと42番手。

 LM2クラスはポール・ベルモンド37号車(クラージュ-フォード:P.ベルモンド/D.アンドレ/R.サザーランド)が頭ひとつ抜け出していたが、路面が乾いてきたセッション終了間際にインタースポーツ32号車(ローラ-AER:G.フィスケン/E.ハリディ/S.ハンコック)の逆転を許した。

 寺田陽次郎のレイチェル・ウォルター24号車(WR-プジョー:寺田陽次郎/P.ルーセル/W.ビニー)は総合39位でクラス11番手。

 GT1クラスはセッション終盤に一発を決めたラルブル(フェラーリ550マラネロ:P.グエラール/O.デュパール/V.ボッセ)がクラストップを獲得。

 GT2も終盤にレイモン・ナラック(ポルシェ911 GT3 RSR:R.デュマ/S.デュメス/R.ナラック)がトップに飛び込んだ。

予選1回目結果

(Team Arroe)


プジョー、2007年にル・マン復帰へ ‐6/15

 今季いっぱいでWRCからの撤退を決めているプジョー・スポールが、ディーゼルエンジン搭載車を開発し、2007年のル・マン24時間に参戦することを発表した。

▼フレデリック・サン−ジュール (オートモビル・プジョー マネージングディレクター)
2005年末をもってWRCから撤退するという意志を表明した際、プジョーは、最高の状態で競技に参加するという方針を追求する決意を明確に示したが、さらに革新的な目標を定めた。すなわち、ディーゼルエンジン車で伝統のル・マン24時間レースでの優勝を狙うという目標だ。

2006年の早い段階で、このプログラムの実現可能性が確実となった時点で、プジョー・スポールは直ちに、PSAプジョー・シトロエンのエンジニアリング部門と緊密な協力体制を敷き、シャシー並びにエンジンの開発作業に着手する。ディーゼル・テクノロジーの分野では、同社の専門技術の高さは全世界的に認められている。

このプロジェクトは、非常に刺激的な、新たなチャレンジであり、我々のスタッフにおいても、セールスネットワークにおいても、大きな関心を呼ぶであろうことを確信している。大いなる目標を完璧に達成するためのこのプロジェクトは、我々が勝利を挙げる能力を持っていることを披露する機会を与えてくれるだろう。

(AUTOSPORT WEB)

 プジョーはエンジンサプライヤーとして参戦していた2003年を最後に、ル・マンから遠ざかっている。当時は「WRCに専念するために」ル・マンを撤退したが、短期間での方針転換となった。

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