Lemans news 2004:November

■ニュース


ダレン・ターナーとデイビッド・ブラバムがDBR9をテスト ‐11/14

 新型アストン・マーチンDBR9の実走テストが、冷え込みが厳しいドニントン・パークで11日に行われた。テストを担当したのはダレン・ターナーとデイビッド・ブラバム。

 ターナーは今年、プロドライブのフェラーリ550マラネロでルマンへ参戦しており、1999年からマクラーレンのテストも臨時で担当している。デビッド・ブラバムはジャック・ブラバムの三男で、ゲイリー・ブラバムの弟。今年はザイテックからルマンに参戦した。

 ターナーは午前中、ブラバムと交代するまで周回したが、メカニカルな問題が生じてチームはその日の作業を早々に終了せざるをえず、ターナーのテスト時間は短縮されてしまった。その問題が発生する前、ターナーは英クラッシュネットに対し、この車の開発プログラムは順調だと語った。

▼ダレン・ターナー
僕たちはこの車を長く走らせるというプログラムを与えられた。チェックシートのすべての欄にマークをし、今日中に十分な距離を走りたい。そうすれば今度は次のテストに移れる。そのときは3,4日かけてもっと暖かいときにやりたいね。

今は車が1台しかないし予備部品も多くは無いので、慎重にテストを行わねばならず、この段階ではできるだけ長い距離を走らせるだけだ。今日使うミシュランタイヤは、ほとんどスタンダードのスペックのもので、今日の気温はタイヤに適しているとはいえない。だからラップタイムはまったく気にしない。できるだけ多くの距離をこなして、どんな問題が生じるのか、そしてその問題にどう対処するかが目的だ。

(スネッタートンで)わずか20周しか走っていなかったしね。今日は30〜40周近く走りたい。それでも十分な距離とはいえないけど、問題点の把握はできるだろうし、プログラムの方向性としては正しいと思うよ。

この車にはポテンシャルがあり、それがコルベットやマセラッティに劣っているとは思わない。ただ、レース規定が最終決定するまでは車の本当のポテンシャルについては誰もわからないことだし、それがどのくらいのものかは言うのが難しいよ。でももし僕がアストン・マーチンをレースでドライブすることができるとしたら本当に嬉しいね。だってそれはレースに勝つチャンスができるということだから。

今は、デイビッド・ブラバムと同じく、ここへはテストのために来ている。僕にとっては、今の時点ではすべてのことが素晴らしい。そしてできることならセブリングでシートに座っていたいね。来年、彼らが思い描いている通り、いくつかのレースは彼らにとってベストのスポーツカーレースになることを期待しているし、できればそのときの車の上に僕の名前があればと思うよ。

(Crash.Net Japan)


アストン・マ−チンがDBR9を発表 ‐11/14

 アストン・マーチン・レーシングが、ついにDBR9を公開した。このマシンにより、アストン・マーチンは2005年、国際モーターレーシングの現場に久々に復帰することになる。

 このニューマシンは11月4日にアストン・マーチンの本社で招待客に向けて披露された。この後、車はただちに集中的なテストプログラムを開始し、来年のセブリング12時間でレースデビューを果たすための準備に入る。

(Crash.Net Japan)


ベロックスが活動中止 ‐11/14

 ヨーロッパとアメリカのスポーツカーレースで3年間にわたって優れた成績を挙げてきたベロックス・モータースポーツが、2005年シーズンは活動を休止することを明らかにした。ただし撤退は一時的なものだとしている。

 2004年シーズンの終わりに結成されたベロックスは、フェラーリを擁して英国GT選手権GTOクラスタイトル、2003年ルマンでのGTSクラス優勝を記録した。そしてアウディR8プロトタイプにスイッチしてからは、まずセブリング12時間で優勝、さらに今年から開催されたLMESでは2台のマシンがのべ7回の表彰台フィニッシュを記録し、見事にシリーズタイトルを獲得している。しかし、ルマン本戦での総合優勝は果たせなかった。

▼サム・リー (ベロックス代表)
ベロックス・グループはこのビジネスでの成功を誇りにしており、それゆえに長期的で重要な“ワークス”プロジェクトを確保してチームを築いていくという当初のプランを維持することが最も大切なことだ。

だが、外的な経済要因の影響もあって、2005年にベロックスがモータースポーツビジネスにおける目標に向かって進むのは不可能であることが明らかになった。

来年は活動を休止するため、世界で最も才能に恵まれたチームスタッフたちにチームに留まってもらうのはきわめて難しいだろう。それだけに、私たちのモータースポーツ活動を当面休止するという決定を下すのは、たいへん悲しいことだ。2004年にチームが逃した唯一の勝利、すなわちル・マンでの総合優勝に再び挑戦するために、ベロックスに残された時間はまだたっぷりとある。そのために最も賢明なアプローチは、いったんリソースを温存してグループの他の領域での収益性を高めながら、時期が熟すのを待って復帰することだ。

(Crash.Net Japan)


Audi R8がやってくる ‐11/14

 アウディ・ジャパンは、今年のルマン24時間レース優勝を記念して、2005年3月まで各地のアウディショールームにおいてチャンピオンカー、アウディ「R8」の凱旋記念キャラバンを展開する。

 『アウディR8 ル・マン ウィニングキャラバン』と題したこの展示会では、アウディR8の実車をショールームに展示し、レースの模様を撮影したフォトバーナー等のディスプレイマテリアルによって、レースの臨場感や雰囲気を演出する工夫がなされる。

スケジュール
●11月13・14日 アウディ六本木ショールーム:東京都港区六本木3-18-6
●11月20・21日 アウディ長野ショールーム:長野県長野市若宮1-2-1
●11月23−28日 アウディ松本ショールーム:長野県松本市平田東3-15-3
○2004年12月以降のスケジュールは、現在調整中。

(レスポンス)


まぎらわしい2人組が再び ‐11/11

 もとF1ドライバーでルマン24時間レースでの優勝経験者、マーティン・ブランドルとマーク・ブランデルが、ベテランチームオーナーであるデイブ・プライスと組んで、新たにルマンへの挑戦を行うことになった。使用マシンは、まったく新しいアストン・マーチンになるかもしれない。

 まだアストン・マーチンと契約を結んだわけではないと強調してはいるが、この3人は、来年の終わり以降、ルマンと他の耐久イベントのGTクラスで、DB9Rを走らせることを望んでいる。

▼マーク・ブランデル
私とマーティンとデイブ・プライス・レーシングのデイブ・プライスは、新チームを結成しようとしている。私たちはルマンに出場し、FIA-GT選手権に参戦することになるだろう。

2006年というのが実際に目標としている期日で、現時点では、アストン・マーチンと手を結ぶことを目指して話を進めているところだ。私たちは、アストン・マーチンの“ファクトリー”チームになることを望んでいるが、話がまとまるにはまだほど遠い。今の段階では、初期の問題を解決して、このチームが機能するようにしたいと思っている。

私たちとしては、2005年の終わりにはレースに参戦できるようになりたいのだが、そこに至るにはまだまだだし、サーキットに行く前に、やっておくことがたくさんある。だが、これは私たちが力を合わせて目指しているところであり、集中を保って、ことを進めていきたい。

アストン・マーチンはGTカーだ。GTクラスは、事実上スポーツカーの将来を担っているといっていい。だが、マセラティもあり、アストン、ランボルギーニもあり、これらはみなスポーツカーの世界に戻ってきている。だからこそ私たちは、2006年までまだ少し間があるものの、それまでには乗っているということを、はっきりさせようとしているのだ。

マーティンは過去にジャガーと関係があったし、私は過去にMGローバー・グループに関わったことがある。そして、ここ何年かは、ふたりともベントレーのルマン・プロジェクトに関わっている。

またアストン・マーチンのようなビッグネームと仕事ができるとしたら、大きな魅力だ。彼らのレースにおける遺産は極めて印象的だが、(契約のことは)まだひとまずおいておかなくてはならない。

(Crash.Net Japan)

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