Le Mans 2005:Machines at Sebring(2)

■2005 セブリングの注目マシン(2)

 セブリング12時間レースのマシン特集、2回目はGTクラスです。今年は多くの新顔が登場しました。

■GT1

■Aston Martin DBR9
フェラーリ550マラネロの後継機として、プロドライブが開発したマシン。Team Arroeの予想を裏切って、デビューレースでいきなりクラス優勝を果たした。

マラネロが苦手にしていたセブリングで勝ったのだから、ル・マンでも期待できるかもしれない。ただ、セブリングの結果とル・マンでの速さは食い違うことが多いため、今後のレースを見ないとわからないだろう。

評価:???


■Corvette C6-R
市販車のコルベットがモデルチェンジしたのに合わせて投入されたマシン。DBR9と同様にセブリングが初レース。

これまでコルベットはセブリングで速くても、ル・マン本戦で苦戦するパターンが多かった。ところが今年は得意とするセブリングでいきなり負けてしまった。しかしプライベーターが出走させたC5-Rより速かったことから、失敗作ではないと見られる。もしかすると、ル・マン本戦をターゲットにした設計がなされているのかもしれない。

評価:???


■Saleen S7R
昨年はFIA-GTに絞って参戦しており、セブリングがACOレギュレーションへの復帰第1戦となった。フリー走行の走りは悪くなく、決勝でもクラス4位と地味にがんばった。速さではDBR9やコルベットにやや劣るが、それ以上に心配なのは信頼性だ。レースでのトラブルで、GT2クラスのトップにまで出し抜かれたのは由々しき事態だ。

評価:★★☆☆☆


■Maserati MC12
昨年のFIA-GTでは有り得ない速さを見せたマセラティだが、レギュレーションに合致しないとして、ACOからル・マン本戦及びLMESへの出走を断られてしまった。しかしIMSAが(おそらく)話題作りのためにセブリングに招待しっちゃたもんだから、怒ったACO。セブリングへの主要なオフィシャルの派遣を中止してしまった。

さらにはDBR9を走らせるプロドライブが猛烈な抗議。結局はウェイトハンデ+ゲスト扱い:ALMSポイントランキングからの除外と言う形で決着がついた。結果は総合9位でクラス5位。化け物マシンも性能調整には勝てなかった。

評価:評価不能

■GT2

■Porsche 911 GT3 RSR
昨年投入されたマシンだが、今年はほとんどのチームが手に入れた。今回のセブリングには、唯一の対抗馬だったフェラーリ360モデナがいなかったため、圧倒的大差でクラス1‐6位を独占した。

ル・マンではフェラーリ勢の速さが気になるところだが、優勝はポルシェたちの中で争われるだろう。ル・マン本戦では今回クラス優勝のホワイト・ライトニング・レーシングや、3位だったフライング・リザード・レーシングあたりが本命となるか。ただエンジントラブルが多発しているのは不安要素である。

評価:★★★★★


■Panoz Esperante GTLM
プラクティスではそこそこ速かったのだが、決勝では実質全滅となった。今年はル・マン本戦にも登場するが、どこまで信頼性を上げられるか。暑い6月のル・マンで、はポルシェ勢がエンジンに不安を抱えていることがパノスに有利に働くだろう。

評価:★★★☆☆


■TVR 400R
ポルシェ勢との差は年々縮まっているのだが、パノスのGT2クラス参戦で影が薄くなってしまった。パノス同様信頼性が問題で、こちらも全滅してしまった。今後の成長に注目だ。

評価:★★☆☆☆


■Spyker C-8 Spyker GT2 R
ル・マンではモーガンの陰に隠れ、珍車としての印象に乏しかったスパイカーだが、気合の入ったニューマシンを投入してきた。オープン仕様にしてしまったところがまた素晴らしい。しかし救いようのないくらい遅く、決勝では見事全滅。

ただ、もう”狙ってる”としか思えないため、速さは二の次でいいだろう。ただ1分でも長く走ってほしいものだ。

評価:★★★★★

■2005 セブリングの注目マシン(2)

Le Mans 2005:Machines at Sebring(2)