Le Mans 2005:Machines at Sebring(1)

■2005 セブリングの注目マシン(1)

 ル・マン24時間レースの前哨戦として例年注目される、ALMSのセブリング12時間レース。今年の注目マシンを見ていきましょう。1回目はプロトタイプクラスです。

■LMP1

■Audi R8
2000年に初めてル・マンに登場し、年々改良が加えられているが、今年がラストイヤー。見た目上にわかる今期型の改良点は、ヘッドライトの形状ぐらいで、大きな変化は見られない。

今年のレギュレーションはアウディに不利とされていたが、セブリングでは圧倒的大差で1-2フィニッシュを決めた。

評価:★★★★★


■Lola EX257-AER
2001年のLMP675クラスにワークスMGとして初登場。1つ下のクラスでありながら2002年のル・マンではワークス・アウディに斬りこむ活躍を見せた。

ワークスを離れた現在も、レギュレーション改正を味方に付けて、打倒アウディの有力候補となっている。しかし信頼性が弱点で、今年のセブリングでもレース中のトラブルでアウディ勢に大きく遅れをとってしまった。

評価:★★★☆☆


■Dallara-Nissan
2002年にオレカがジャッドエンジン搭載で出走させたマシン。昨年からロールセンター・レーシングが出走させているが、今年は日産エンジンに変更された。しかもこのエンジンはスーパーGTに参戦するnismoのVQ30DETTだという話もある。ミハエル・クルムがドライバーに入っていることもあり、日産のル・マンへの復帰も取りざたされている。

ただ、セブリングではフリー走行では速さが無く、レースでもギヤボックスのトラブルでリタイヤとなっている。復帰への道のりは長いか。

評価:★☆☆☆☆

■LMP2

Lola B05/40-AER
EX257をベースにLMP2レギュレーションに合わせて製作されたマシン。EX252譲りの戦闘力で、LMP2クラスでは他を寄せ付けない速さを見せている。しかし弱点もきっちり受け継いでおり、セブリングではギヤボックスが壊れた。

上手くやればEX257を食うことができるのではないかと言われるが、現レギュレーションではLMP2がLMP1に挑むのは困難と思われる。極端にリタイヤが多いLMP2では、速さよりも信頼性が求められるのが現状だ。

評価:★★★★☆



写真はAERエンジン搭載車

■Courage C65-AER/Judd
クラージュC65はLMP2レギュレーション決定時に、実験車両として作られたような要素もあるため、実力はナンバー1、実質ワンメイク化か・・・と思われていたが、ローラB05/40の登場で一気に事情は変わってしまった。

速さではローラに完全に遅れをとっており、課題とされていた信頼性も2台中1台がリタイヤしており改善されているようには見えない。B05/40が信頼性を確立する前に、速さを互角に持ち込めるか。

評価:★★★☆☆

■2005 セブリングの注目マシン(1)

Le Mans 2005:Machines at Sebring(1)