コルベットの進化、不発のフェラーリ
FIA-GT選手権で活躍中のフェラーリ575GTCがバロン・コナー・レーシングよりセブリングに登場しました。昨年の秋にレース投入されたニューマシンなのですが、熟成不足からか、FIA-GT選手権では旧型の550マラネロに劣る走りしかできていません。
セブリングでもクラストップのコルベットC5-Rから予選で5秒以上離されるという厳しい状態でした。かといって、575GTCはクソ車なのかといえばそうではないようです。550マラネロに劣っていると言ってもわずかなもので、予選でのタイム差はコースによって異なりますが、コンマ5秒程度です。
つまり、575GTCが特別遅いのではなく、コルベットが速くなったと言えるでしょう。事実、コルベットは去年のセブリングより予選で3秒速くなっているのに対して、フェラーリ(昨年550マラネロ:今年575GTCで比較)はタイムが速くなっていません。
昨年はルマン本戦で550マラネロが圧倒的な速さでクラス優勝をもぎ取りました。それでも、セブリングでは予選、決勝ともにコルベットに敗れていました。しかし、予選で今年ほどのタイム差はありませんでした。
フェラーリはコルベットの急激な進化についていけずにいるようです。前述のように、550マラネロは575GTCより速いとはいえ、わずかな差しかありません。セブリングに550マラネロが出走していなかった以上、直接の比較はできませんが、今年はコルベットが勢いを取り戻しているように感じられます。今年のルマンはコルベットの王座奪還の可能性が高いと思われます。
今年のGTSクラスは総合優勝争い以上に面白くなる可能性大です。