■Lister
Storm LMP
かつて、ジャガーをベースとしたレーシングカーで名を馳せたリスターが、ルマンに初めて投入するプロトタイプマシン。
リスターのルマンへの挑戦は1997年以来で6年ぶりで、そのときはフロントにジャガー製V12エンジンを搭載した4シーターのGT1マシンという、とんでもないマシンを出走させました。
今回のマシンは、内容よりデザインがとんでもないものになっています。フロントのタイヤカウルから後端に向かって高さが下がって行くデザインは、かなり独創的です。
また、エンジンへの空気吸入口は、ヘッドライト横に設けられています。そのため、マシン上部には吸気口がありません。
そして、リヤタイヤ後のカウルが長く膨らんでいます。この内部には、タイヤハウス内の乱れた空気をエンジンからの排気とあわせて効果的に流すシステムがあるといいます。これらは他のマシンには無い特徴です。
エンジンはシボレー製の5990ccV8エンジンで、コルベットに搭載されているものがベースとなっています。
このマシンのデザインは単に奇抜なだけなのか、それともプロトの未来を暗示しているものなのかは今の所判断できませんが、今後一般的になりそうなトレンドもあるような気がします。
ALMS開幕戦のセブリング12時間レースでは、マシンの熟成不足からフリー走行ではなんとGTクラス並のタイムしか出せず、さらに予選ではノータイム、決勝は10周リタイヤという散々な結果でした。
ルマンでは完走も非常に厳しいと思われます。各セッションを無事に終え、決勝に出走できれば合格でしょう。