F1 news 2005:January

■ニュース


マクラーレン、ニューマシン「MP4-20」を公開 ‐1/24

  マクラーレンは24日、スペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットで2005年型ニューマシン「MP4-20」のシェークダウンを行った。報道陣の強い要望で実現した公開テストだったが、ライコネンが1周走行したのみだった。

 新車のテストは25日から3日間、関係者以外をシャットアウトして行う予定。ライコネンが単独で臨み、その後フェラーリやザウバーが加わる28日からの合同テストではモントーヤが乗り込むことになっている。

▼キミ・ライコネン
(走ったのは)ほんの少しだけど(新車の)第一印象は良かった。ただし、これからだよ。僕とチームメートの“仕事”が今始まったばかりなんだからね。

(トーチュウF1エクスプレス)


ジョーダン、ミッドランドへ売却成立 ‐1/24

 ジョーダンは24日、ミッドランド・グループと将来のチーム売却に向けて合意した、と発表した。2005年シーズンは「ジョーダン」の名称で参戦し、マシンも2004年型を改良した「EJ15S」となるといわれている。エンジンはトヨタ。これまでのスポンサー及びチーム・スタッフもそのまま継続契約とされている。

 エディ・ジョーダン氏は代表職を退き、コマーシャル・ディレクターに就任することとなった。

▼エディ・ジョーダン
35年間のモータースポーツ人生は素晴らしいものだった。私を支えてくれたスポンサー、そしてワイフや家族に感謝したい。

(トーチュウF1エクスプレス)


ミシュランは1チームにポイントを集中させたい ‐1/23

 ミシュランのモータースポーツディレクター、ピエール・デュパスキエは、ミシュランユーザーが今年のワールドタイトルを獲ることはできないだろうという予測を示した。というのは、タイヤ性能でブリヂストンに負けるというのではなく、ミシュランユーザー内でポイントが分散してしまうことが原因だとしている。

▼ピエール・デュパスキエ
私たちのパートナーがコンペティティブであることを願うが、極めてコンペティティブなチームが2、3チームあり、彼らがポイントを獲り続けたとしても、獲得ポイントはばらけ、私たちのライバルとは違って1人のドライバーのもとに集中的に集まることはないはずだ。

計算してみれば簡単だ。タイトルは獲れない。私は去年、実際に計算してみたのだが、ミハエル・シューマッハーが全てのレースで4位となり、5人のミシュランドライバーがその他のポイントを分け合うことになれば、ミハエルは1ポイントか2ポイントぐらいの差でワールドチャンピオンになれる。

パートナーのうちの1チームがシーズンを支配すれば、可能だ。ルールも変わることだし、マクラーレンのよう強力なドライバーが加入したチームがミシュランのポイントを独占的に稼げば、タイトルは獲れる。

私たちにとっては、タイヤの性能や技術力がはっきりとわかる結果が得られることが1番望ましい。レースで勝っていくには、タイヤだけがよくてもダメだ。アクシデントやメカニカルトラブルがあれば、それで終わり。それはモーターサイクルの世界でも同じだ。ドライバーは自分のミスではなく、彼の前を走るドライバーのアクシデントでクラッシュしてリタイアすることだってある。

従って、私たちはタイヤメーカーとして、いつもタイヤの技術面の把握のみに集中している。そのためには、競争力のあるマシンが少なくとも2、3台は必要だ。たとえば、F1の新しいフロントタイヤのパフォーマンスは、マシンバランスや重量配分、力学的なディストリビューションなどに左右され、必ずしもタイヤの性能だけが純粋に表に現れるわけではないからね。

もしも、同レベルの異なるマシンが2、3台あれば、タイヤの進化についてはっきりわかる。そうでなければ、マシンバランスの違いに左右されたのか、純粋にタイヤの性能が上がったのか、わからない。

(AUTOSPORT WEB)


ジョーダン、売却成立か‐1/16

 ショーダンの売却が成立したというニュースが15日、関係者の間に広まった。「ミッドランドF1」を立ち上げたアレックス・シュナイダー氏とジョーダンのエディ・ジョーダン代表の間で株式買収などの基本合意が交わされたというもの。これまでジョーダン代表はチーム株式の過半数所持を譲らず、数多くの買収話を破談にしてきたが、せっぱ詰まった今回はシュナイダー氏に過半数を譲り、自らはコマーシャル・ディレクターに退く決意を固めた、と伝えられている。

 問題は900万ポンド(約17億2000万円)にものぼる借金。ジョーダン代表は現在、これを合法的に逃れるため画策しており、その目処が立つ23日にも正式発表する予定とみられている。

(トーチュウF1エクスプレス)


2004年シーズンレビュー(2):ドライバーズ・ポイント経緯(下位陣) ‐1/16

  2004年シーズン・レビューの2回目は下位チームのドライバーズ・ポイントの推移です。

詳細情報


元レースクイーン、英F3に参戦へ 日本人女性で初 ‐1/16

 元レースクイーンでレーサーの井原慶子が、イギリスF3選手権シリーズに日本人女性で初めてフル参戦することが14日、明らかになった。F1で活躍中の佐藤琢磨(BARホンダ)が輩出した強豪チーム「カーリン・モータースポーツ」に所属する。 

 井原は99年にレースデビュー。英、仏など多くの海外レースを戦い、01年にはフランスF3選手権で4度入賞した実績を持つ。昨年末、カーリンの正ドライバーを選ぶテストに挑み、合格したという。 

 イギリスF3は、F1ドライバー候補生がひしめきあう上級カテゴリー。佐藤は01年に日本人で初めて年間王者となり、翌年にF1へ昇格した。現在、女性のF1ドライバーはいない。

井原慶子
英F3は、F1に最も近いレース。簡単ではないが、F1を目指して頑張りたい。

(asahi.com)


BAR、ニューマシン「007」を発表 ‐1/16

 Lucky Strike B・A・R Hondaは、2005年シーズンの新車B・A・R Honda 007を スペイン・バル セロナのカタロニアサーキットで発表した。

 マシンの外観上の最も大きな変化は、2005年の空力−エアロダイナミクスに 関するレギュレー ション変更に対応した部分である。内部には、2004年にチームが掲げた革新 的なコンセプトを更 に発展させ、より軽量化された第2世代のカーボンコンポジット製ギアボック スを搭載しており、 車体共同開発による、更に進化した内部機構を採用している。 

 Hondaは、今シーズンから導入される2レース1エンジンの新レギュレーション に照準を合わせて 新型エンジンを開発してきた。基本的には2004年のエンジンユニットと同様 のコンセプトとして いるが、設計を大幅に刷新し、小型軽量化と低重心化を徹底している。 

▼ニック・フライ (チーム代表) 
2004年シーズンは、B・A・R Hondaチーム全員の努力と チー ムワークのおかげで、コンストラクターズ選手権2位という、満足できる結果 を出せました。昨年 はレース優勝を果たせなかったので、まずは一勝することが、我々のF1世界 選手権タイトル獲得に 向けての3年計画の第一歩です。B・A・R Honda 007は更なる進化を遂げてい ますが、デザインや パフォーマンス面だけではなく、デザインと実際の製造プロセスについても 大変スムースに完結し ました。これは、この3年間B・A・R Hondaで成し遂げられた組織面及びプロ セス面での変更が成 熟し、チームの一体感が強まったことの表れです。また、これが目標達成に 向けたシーズン中のマ シンの開発や、今後の開発を進めることができる要因となっています。Honda はチームの45%の 株主であり、B・A・R Honda 007は、B・A・Rとブリティッシュ・アメリカ ン・タバコそして Hondaの間の新時代の証です。勝利に向けた体制が整ったと確信しています

▼ジェフ・ウィリス (テクニカル・ディレクター) 
新車B・A・R Honda 007の出来栄えには大いに 満足していま す。チームにとって自然なステップアップであり、この新型マシンでは昨年 のマシンコンセプトを 強化するだけではなく、いくつもの重要な改良項目を盛り込んでいます。技 術チームとHondaの協 力体制がより一層深まり、エンジン、シャシー、トランスミッションの一体 化が実現できました。 さらに、昨年はミシュランとの間に、とても良い協力体制を築くことができ ました。007はタイヤ の特性と新レギュレーションを念頭に置き設計しました。新レギュレーショ ンの技術面での最難関 は、空力性能とエンジンに関する課題です。この両面で、徹底的な開発プロ グラムを実施して、05 コンセプトカーで広範囲にわたるテストを繰り返してきました。今回のマシ ン開発では、フェラー リとの差を縮めることができ、B・A・R Hondaがレース初優勝を飾れるマシン を開発すること が、第一の目標となりました。これまでに達成してきたパフォーマンスの改 善に自信を持っていま す。そして毎シーズンそうなのですが、7週間後に迫ったオーストラリアでの 開幕戦で実際の成果 を見届けることを、心待ちにしています

▼ジェンソン・バトン
シーズン開幕がとても待ち遠しいし、早くレースに出場したいよ。B・A・ R Hondaにとって、 2005年はとても大事な1年になると思う。2004年の活躍が偶然でなかったこと を証明しなければ ならないからね。僕たちが揺るぎないトップチームであること、そしてマク ラーレンやフェラーリ と表彰台を争う力があることを証明しなければいけないんだ。ウィンターテ ストはとても自信を持 てる内容で進んでいるし、テスト期間中にこれまで以上に距離を走りこんで いる。マシンもエンジ ンもとても安定している。新レギュレーションでは1つのエンジンで2レース を完走しなければなら ないので、エンジンはとても重要なポイントになる。タイヤもミシュランが すごく頑張ってくれて いる。タイヤに関しても、とても緊密なチームプレイが行われているし、こ れまでに進めてきたこ とがきっとメルボルンの開幕戦で大きな成果を見せると思う。チームの初優 勝が手の届くところま で来ていることを望んでいるよ

▼佐藤琢磨
2005年はとてもエキサイティングなシーズンになりそうです。レギュレー ションの変更は、す べてのチームにとって大きな関心事であり、また大きな課題です。単に技術 面だけではなく、ルー ル自体も変わりますからね。B・A・R Hondaは、昨シーズンを好成績で締め括 ることができまし た。その勢いのまま、今シーズンに臨めるのはとてもラッキーですし、2005 年の選手権タイトル に挑む、紛れもない励みになると思います。昨年の経験と自信を活かし、息 の合ったチームと2度 目のシーズンに臨みます。もっと自分を奮い立たせ、昨年の表彰台フィニッ シュを上回るリザルト を目指して前向きに頑張ります。最終的な目標は、できるだけ多くの表彰台 フィニッシュに挑戦し て、できれば初優勝を決めたいですね。とても良い感じで開幕戦に臨めそう なので、開幕戦が本当 に待ち遠しいです!

▼アンソニー・デビッドソン
2005年の新レギュレーションに対応するため、かなりの距離を走り込んで います。エンジンの 新レギュレーションに備えるには、想像以上に周回数を重ねなければなら ず、テストでかなり体力 を使いました。楽しくてやりがいのある1年になるに違いありません。B・A・ R Honda 007は、素 晴らしいマシンだと思います。Hondaの新型エンジンは、安定していて好調で す。チームの全員が とても意欲的です。今シーズンはレースには参戦しませんが、今のポジショ ンは良いポジションだ と思っています。世界選手権2位のチームでテストに参加できるチャンスは、 多くのドライバーた ちの夢ですからね。

Honda Racing : 一部略


BAR、シルバーストーンでシューマシンをシェイクダウンか ‐1/13

 BARは13日、本拠地イギリスのシルバーストーン・サーキットでニューマシン「007」(仮称)のシェイクダウンを行った模様。ドライブしたのは佐藤琢磨。一部では写真が公開されている。正式発表は16日にスペイン、バルセロナのカタロニア・サーキットで行われる予定。

Team Arroe


ザウバー、ニューマシン「C24」の写真を公開 ‐1/13

 ザウバーは13日、公式ウェブサイト上で新車「C24」の写真を公開した。トヨタに続く2番目の05年仕様車発表。本来は1月11日、メインスポンサー「ペトロナス」の10周年を記念し、マレーシアのクアラルンプール市内で盛大な発表会を予定していたが、04年末に起こったスマトラ島沖大震災による大津波の被害を考慮してキャンセルしていた。

トーチュウF1エクスプレス


トヨタ、ニューマシン「TF105」を発表 ‐1/8

 トヨタ・モータスポーツ有限会社(TMG)は8日、スペイン・バルセロナ市内のフランカ駅構内特設会場で参加10チームの先陣を切って05年仕様のマシン「TF105」を発表した。発表会にはVIP、報道陣を含め約200人が列席。お披露目された4年目の飛躍を担う新マシンは思いもよらぬ大苦戦を強いられた04年後半に投入した「TF104B」似のルックスながら、前後ウイングの形状が明らかに異なるものとなった。

 特にリア・ウイングはサイドパネルが後方に大きく張り出し、独創的な形状が一目で見て取れる。これは05年から実施される新しい空力レギュレーションに対応したもの。前後ウイングなどの規制が厳しくなり約20%ほどのダウンフォースが失われるため、その損失分を少しでも補うための秘策のようだが、空力面は昨年オフとほぼ変化がないとしている。

▼冨田 務 (TMG会長)
昨年は非常に難しくフラストレーションがたまる年を過ごした。しかし、今年はネガティブだった部分をポジティブに変換するため、全部門において見直しを図った。必ずポディウム・フィニッシュしたい。

▼マイク・ガスコイン (テクニカル・ディレクター シャシー部門)
早い時期に新車を投入したのは、まずはメカニカルな部分を煮詰めるためにテストで距離を稼ぎ、並行して開発する空力部分はメルボルンまでに作り上げる。

▼ルカ・マルモリーニ
(新レギュレーションには)比較的スムーズに対応できた。昨年の早い段階から開発を進めていたからね

▼ラルフ・シューマッハー
チームの雰囲気は素晴らしい。トヨタはトップに立てるチームのうちのひとつだ。

▼ヤルノ・トゥルーリ
まずはボスが掲げたポディウム・フィニッシュを達成できるよう全力をつくしたい。

トーチュウF1エクスプレス

 ■ニュース
F1 news 2005:January