好調ルノー、実は成長していない
昨年比で最も向上したのはBARのバトンでした。2003年より70ポイント近くも上乗せし、3チーム6人を抜きました。バトンに次ぐ向上を見せたのはチャンピオンのM.シューマッハでした。昨年はすわ引退かと騒がれたM.シューマッハですが、衰えは全く感じられません。つまり、昨年が特殊だったのです。
これに対して、ウィリアムズとマクラーレンの没落は深刻でした。特にライコネンの下げ幅が大きく、遅いマシンの影響をもろに受けたことがわかります。モントーヤとクルサードも落ちましたが、ライコネンよりは緩やかで、遅いマシンなりにポイントを稼ぐ走りができていました。
ルノーの2人はアロンソ、トゥルーリともに2つ順位を上げました。ルノー自体はコンストラクターズ・ランキング3位に順位をあげたことから、成長したと見られるルノーですが、獲得ポイントは昨年からほとんど変化が無く、大きく向上したフェラーリとBARとは大違いでした。ルノー勢は前半戦にバトンと互角に争っていましたが、後半戦はみるみるうちに戦闘力を失いました。安定性に優れるBAR006に対して、ルノーR24は扱いにくいマシンと言われていました。開発に限界があったのでしょうか。そんな中でルノーがコンストラクターズ・ランキング3位を維持できたのは、重ねがさねウィリアムズとマクラーレンの没落が相当深刻であったことによります。